THE BEATLES 1962 - 1970
THE BEATLES
EMI UK
発売日 2010-10-18
やはり、お祭り騒ぎに乗ってしまった。 2010-10-27
音自体は09年リマスターそのままなので、特に感動はありませんが、紙ジャケも新しいブックレットも素敵です。CDの出し入れには若干の難があります。結局のところ、レコード世代は、この赤盤・青盤2セットの形式自体に弱いのだ。ノスタルジーと新たな所有欲が綯い交ぜになった感じです。レコード時代なら、片方も買えないような値段で、赤・青が揃えられるのだから、価格設定もよしとしましょう。
ただ、93年版の赤・青も、88年までの旧規格CDに比べれば、相当に音がよかったので、あんまり変化ないかなあ。明確な違いは、ALL MY LOVING がボーカルとインストを左右にぱっくり分ける、オリジナル・ステレオミックスに戻ったことくらい。ヘッドホンで聞く分には、むしろ93年版ステレオミックスの方が、現代的でよかった。93年赤盤は、このミックスが聞ける唯一のCDになりました。だから、これから赤・青セットを安く手に入れたいという方には、93年版の中古をお勧めします。たぶんぐっと値段が下がるでしょうから。
ちなみに、LOVE ME DO と SHE LOVES YOU は、やっぱりステレオミックスが存在していないんですね。この2曲はレコードには疑似ステレオで収録されていて、妙な味がありました。これこそ完全に郷愁ですけど。今回のリマスター赤盤は、上記2曲につられてか、93年版と同様に、PLEASE PLEASE ME と FROM ME TO YOU もモノ収録です。この2曲は、レコードの赤盤、さらに09年リマスターアルバムにはステレオミックスが収録されているんですけどね。前者は2番の歌詞をポール先生が完全に間違えるのがそのまま収録され、後者はイントロのハーモニカがミスか故意か分かりませんが、抜けちゃっている。これもリマスター赤盤にモノミックスを採用した理由かもしれません。
THE BEATLES 1962 - 1970 |THE BEATLES
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