1967~1970【期間限定価格】
ザ・ビートルズ
EMIミュージック・ジャパン
発売日 2010-10-18
最高のビートルズ入門盤その2 2010-10-22
ベスト盤というのは本来ビギナー用だろうと思うので、最近になってビートルズに興味を持った人のために書いておくと、「赤盤」「青盤」は、ザ・ビートルズ解散後に非正規のベスト盤が作られてヒットしたために海賊盤対策として正規に出されたベスト盤で、そのジャケットの色から、1962〜66年の作品を集めた2枚組が「赤盤」、67〜70年の作品を集めた2枚組が「青盤」と呼ばれている。選曲にはジョージ・ハリスンも関わったと言われる。これからとりあえずベスト盤を聴いてみようと思う人には、2000年に出た『ビートルズ1』(チャートで1位になった曲だけ集めたもの)よりもこの「赤盤」「青盤」を薦めたい。そして、それで気に入ったら個々のアルバムをぜひ聴いてほしい。特に、架空のバンドのショーというコンセプトで作り上げた『サージェント・ペパーズ...』や、LPのB面のメドレーが印象的な『アビー・ロード』といった超名盤は、アルバムを通して聴いてこそ本当の魅力がわかる。
音質は、2009年に出た各アルバムのリマスター盤を聴いていれば感じはわかるだろうが、全体的に以前のものよりも声や各楽器の音の粒立ちが良くなった。「赤盤」にはモノ版が4曲含まれているが、こちらの「青盤」は全曲ステレオ版。欲を言えば、この「青盤」収録曲中ディスク1およびディスク2の1〜5曲目と13曲目は2009年に限定発売(と言いつつすぐに帯の色だけ変えて再発されたが)された『モノ・ボックス』にモノ版が収録されているのだから、もう1枚モノ版のみを集めたディスク(それらを合計しても1枚に収まるはず)をつけた3枚組ヴァージョンなんてのもあってもよかったかもしれない。(ビートルマニアの中にはやはり最初のリリース時の形で出されることにこだわりがある人たちもいるだろうから難しいのかもしれないが...。)
1967~1970【期間限定価格】 |ザ・ビートルズ
[PR]アフィリエイトツール
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://delta.me.land.to/x/mt-tb.cgi/175